焚き火マスターになるためには

めっきり寒くなったこの季節、キャンプでのたき火は欠かせないものではないでしょうか。

BenjaminNelan / Pixabay

焚き火が好きでキャンプに来ている人も多いとは思いますが、テキパキとスマートに火を熾したいもの。

焚き火上級者を目指すには、それなりのキチッとした道具が必要ですが、道具といっても炭用の火熾しや、着火剤などの道具に頼らずに、ナイフや鉈・斧などの道具で焚き付けを作って火を熾すことができれば、立派な焚き火上級者といえるのではないでしょうか。

薪の種類

薪は大きく大別すると広葉樹と針葉樹の違いがあります。

針葉樹:スギ、松など。火付きはいいが、火持ちは悪い。煤が多い
広葉樹:ナラ、欅、クヌギなど。火付きは悪いが、火持ちはいい。煤が少ない

家庭用の薪ストーブなどは、煤の多い針葉樹を使うと煙突に煤が詰まってしまうため、原則広葉樹を使用しています。

また、広葉樹の方が火持ちがいいからというのもあります。

このような白っぽい、細切りの薪は針葉樹と思ってもらってまず間違いはありません。

Sweetaholic / Pixabay

密度が低いので、薪割りしやすく、細切りで売られていることが多いです。

火付きがいいので、針葉樹なら火を熾すのに、さほど苦労しないでしょう。

一方、このようなごっつい、太くて樹皮の分厚い薪は、まず広葉樹と思って間違いないです。

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広葉樹の薪を販売しているキャンプ場はそんなに多くはありません。

広葉樹の薪は、密度が高くて割りにくいため、大体がこのように一個一個が太いです。火付きが悪くてこうも太いのでは、そのままの状態で火を熾すのは一苦労です。

そこで、小枝や枯葉だけでなく、刃物で薪を割って焚き付けを作る必要があります。

このような手斧や、

このような鉈ですかね。

斧か鉈か

私は鉈を使用しているのですが、理由としては、写真を見ると刃が先端までないですよね?

これは、わざと先端に刃をつけないことで、打ち込みガードになっており、鉈を地面まで打ち込んでも、刃先を痛める心配がないからです。

砂地サイトなどで、地面に薪を置いて薪割りする場合でも、刃先を痛める心配をせず、安心して薪割りできます。

片刃の鉈は小枝などを切り落とすのに適していますが、このような両刃の鉈は、完全に薪割り用です。

両刃の鉈を選ぶようにしましょう。

薪の割り方

刃物を打ち付けて薪を割るのではなく、まずは薪に鉈を食い込ませた後、鉈を薪ごと地面に打ち付けて割るか、鉈の上から他の薪を金槌のように打ち付けながら、割っていくことになります。

間違っても、鉈を振りかぶってたたきつけるのは危険なので、絶対にやめましょう。

硬い広葉樹の場合は、なかなか刃が通らないので苦労するかもしれません。

その場合は斧の方が使いやすいかもしれないですね。

焚き付けを削る

鉈or斧で割った焚き付けを更にナイフで削って木屑を作ります。

この木屑に着火させるイメージですね。

焚き火台の隙間から落ちないように、ティッシュペーパーを敷き、その上に削り出します。

新聞紙の上でもいいのですが、新聞紙だとけっこう灰が舞うので、スマートじゃないなと。

ナイフはいろいろ種類がありますが、オススメはこれですかね。

何といっても雰囲気があります。

そしてこのオピネルのナイフの中でも、錆びにくいステンレス、そしてサイズ的にはこの#9あたりが一番しっくりきます。

キャンプでの調理するのに使う人も多いみたいです。

こうして、落ち葉や小枝の他に木の削りカス、焚き付け用に細く割った薪、細目の薪をくべて、後はライターで着火するだけです。

着火剤や火熾しなどを使わずとも、ティッシュペーパーから簡単に着火してくれます。

更にかっこよく着火するには

ライターを使わずにこのファイヤースターターを使って着火できれば、なおカッコいいですよね!

ナイフで擦って火花を散らし、火を熾す。

かっこ良すぎて、子供たちから羨望のまなざしを受けること必須です。

着火にはそれなりの技術がいるみたいですが、いつかはマスターしたい技術です。

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