進化した玄米、発芽発酵玄米とは?

玄米が体にいいことはよくわかりましたが、玄米を食べる際の下ごしらえの仕方によって、更に栄養価を高めることができることがわかりました。

それが

発芽玄米

発芽発酵玄米(又は寝かせ玄米)

です。

玄米の効能について詳しく調べた記事はこちら

http://osyarelife.com/post-1379/

参考にした本はこちらの2冊です。

発芽玄米

玄米というのは、眠った米といわれ、潜在的には栄養がたくさん入っていますが、よくかまないと栄養が吸収できません。

フィチン酸とアブシジン酸というのが、種の保存のためにわざと玄米の中に入っている栄養を使えないようにブロックしているのです。

それが、発芽してこれから自分自身で栄養使わなきゃいけないという段階になると、そのブロックが外れてたくさんの栄養を活用できるようになります。

それで、発芽させるとすごく栄養価が高くなるということなんです。
白米とか玄米は、ブドウ糖がつながってでんぷんになっています。よくかんで唾液の中にあるアミラーゼで分解してブドウ糖にしないと血液の中に吸収されないんですが、発芽させると糖化してブドウ糖に分解されてしまいますので、極端な話、かまずに食べても吸収できるような、すごい吸収率のいいご飯に変わるのです。

よく玄米は消化・吸収に時間がかかるといわれますが、発芽させれば、その問題は解決されそうですね。

発芽させる方法

いたって簡単で、水につけて置けば、ほっておいても発芽していきます。

ただし、発芽させすぎないように注意は必要なようです。

というのも、芽があまりにたくさん伸びてしまうと、玄米そのものの栄養がなくなって、芽の方へ栄養が行ってしまうのです。

栄養価の高い玄米を食べようと思うと、発芽直後のこのくらいの状態がいいようです。

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大体一日水につけるとこのくらいになります。

で、これを炊飯器で炊いて食べてみると、長い間水に浸している分、もちもち柔らかくなって食べやすかったです。

玄米のあの味は苦手、かといって後述する発芽発酵玄米まで手間をかけるのはちょっとという人にはオススメです。

発芽発酵玄米

発芽玄米だけでもかなり栄養価は高いですが、それをさらに炊飯器の中で3日間ぐらい保温して発酵させたスーパー玄米です。

炊飯器の中で保温することで、玄米に付着していた玄米菌が増殖して、酵素が50倍から100 倍に増えてくるので、すごく栄養価の高い発酵発芽玄米というスーパーフードに変身するのです。

この発酵発芽玄米ごはんだけで栄養の7割ぐらいが満たせるようになります。そうすると、主食として、発酵発芽玄米、おみそ汁と漬け物ぐらいを副菜として食べているだけで、ほとんどの栄養分が満たされるような感じになるそうです。

すごいですね。

玄米を炊飯器で3日寝かせて栄養価と高めるという方法は先に紹介した2冊の本両方で紹介されていましたので、信ぴょう性は高そうです。

では、この本に従って、発芽発酵玄米を作ってみたいと思います。

*この本では発芽していない玄米を発酵させた作り方を紹介していたので、それを発芽玄米に置き換えて説明していきます。

レシピ

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材料~

玄米3合

小豆:玄米一合に対して7g

塩:玄米一合に対して1g弱

圧力鍋に移し、水を玄米の1.3倍~1.4倍入れます。

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中火にかけ、圧力鍋のおもりが動いたら、弱火にして20分加圧し、最後に数十秒強火にして火を止めます。

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そして15分ほどそのまま置いて蒸らし、圧力がぬけたら蓋を開けて完成。

これを炊飯器に移して保温します。

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小豆を入れているので、ぱっと見赤飯みたいですね。

お茶碗盛り付けてみるとこんな感じです。

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実際に食べてみると、小豆が入っているだけあってやはり赤飯のような味わいで、更に圧力なべのおかげでとっても柔らかくて食べやすいです。

玄米だと言われなければ、何も知らずに食べた人は気づかないでしょう、おそらく。

ただ、難点は玄米の皮の部分が、ぼそぼそというかどうしてもツブツブ感が残ってしまいます。

これだけは如何ともしがたいです。

子供に食べさせてみたところ、やはりこのツブツブ感がやだと言っていました。

子供好みのごはんではなかったようです。

けれども、大人が食べる分には、それほど気にはなりませんでした。

3日寝かせてみると

ではいよいよ3日寝かせてみた発芽発酵玄米です。

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炊き立てのときより更に色が濃くなっていますね。

よくある、炊飯器で数日おいた白米のようなカピカピ米はなく、モチモチ感は一切損なわれていません。

余分な水分が飛んでいる分だけさらに食べやすくなってます。

注意点

大人一人で3合炊くと、大体3日程度でなくなります。

3日以上発酵させたい場合は、4合以上炊く必要がありますが、発芽発酵玄米は水分を吸収している分嵩が増しているので、5合炊きの炊飯器では発芽発酵玄米3合分くらいしか入りませんので、注意してください。

まとめ

ふつうの白米や玄米に比べて手間はかかりますが、玄米100%はまずくて食べれないと思っても、発芽発酵玄米なら、赤飯に近い味わいで毎日でも食べれそうです。

おいしく健康的に食べれる発芽発酵玄米。

一度ぜひお試しください。

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