BBQでの炭の配置の仕方については、巷のバーベキュー本や、日本BBQ協会や日本BBQ連盟のホームページなどでは、スリーゾーンファイアが推奨されています。
バーベキューでの炭の配置の基本という扱いですね。
詳しくはこちらをごらんください。
http://www.jbbqa.org/bbq_master/05.htm
https://jbbqa.com/textbook/usecharcoal.html
ちなみにどちらの団体もバーベキュー検定の資格試験を行っているそうです。
いつかは受験してみたいですね。
スリーゾーンファイアとは
このスリーゾーンファイアですが、ポイントは、あえて炭を配置しないゾーンを作ることで、その炭を置かない弱火ゾーンを、肉を保温しておくスペースとして利用するというものです。
しかし、いりますかね?この弱火ゾーンって。
焼肉屋で焼き肉するときには、たしかに焼けた肉を保温しておくゾーンがあると便利だなと思うときはあります。
卓上グリルを使用する場合も、似たような使用感になると思います。
出典:ユニフレーム
しかしウェーバーグリルを使用する際は、卓上では使いませんよね?
大体はダイニングテーブルの横にグリルを置いて、ホストの人が焼けた肉から取り分けいくと思います。
弱火ゾーンに置く暇があったら、さっさと皿に盛りつけちゃうんじゃないでしょうか。
要は弱火ゾーンがもったいないなということです。
スモーキージョーのサイズでは、1家族分の肉を焼くには広いとはいえませんので、
焼けた肉はさっさとどかして、次の肉を焼きたくなります。
57cmのケトルタイプくらいのサイズであれば、多少はグリルのスペースに余裕はあるかもしれません。
BBQする人数によりますが。
では、弱火ゾーンが必要なのは、どんなときか
ローストビーフやスペアリブを焼くときは、弱火ゾーンがないとうまく焼けません。
ローストビーフ
3cm以上の厚さの牛肉であれば、ウェーバーグリルで簡単にローストビーフができちゃいます。
まずは、強火ゾーンで肉の両面を焼いたのち、弱火ゾーンで15~20分くらい置いておけばローストビーフが出来上がります。
弱火ゾーンではなく、中火ゾーンに5~10分ほど置いておけば、ミディアムな焼き上がりのステーキが出来上がります。
スペアリブ
スペアリブは豚肉なので、牛肉と違い、芯までしっかりと火を通してやる必要があるので、弱火ゾーンでじっくり焼き上げる必要があります。
中火ゾーンでじっくり焼き上げていたら、焦げ焦げのパサパサになってしまいますから、こちらもやはり、弱火ゾーンがないと調理できません。
まとめ
ローストビーフやスペアリブなどのように、弱火ゾーンが必要なメニューがある場合は、基本に忠実にスリーゾーンファイアに炭を配置すればいいと思います。
しかし、弱火ゾーンが必要のないようなメニュー、普通のステーキや肉をグリルするだけのメニューの場合は、わざわざ基本通りにスリーゾーンファイアにせずに、グリルに均等に炭を並べちゃってもいいのではないでしょうか。
そのほうがグリルを広く使えますしね。
普通のBBQメニューならば、蓋さえすれば、肉を焦がしたり、パサパサにしたりということはまずないと思います。
ウェーバーグリルならば。