素敵な芝生を作るための基本、レーキを使ったサッチ掻きに就いて説明したいと思います。
サッチとは
みなさん、芝をカットした後、そのカットされた芝をどう処理しているでしょう?
カットしっぱなしでしょうか?
そのままほうっておくと、芝の狩りカスがどんどん堆積し、層になっていきます。
こんな感じに。
この堆積した芝の刈りカスを「サッチ」と呼ぶそうですが、
これをこのままほうっておくと、
・サッチが邪魔で肥料が地面にまで届かない。
・通気性が悪くなって病気になる。
等の弊害がでるそうです。
ですので、対処法としては、このサッチを道具等で除去するか、分解するしかありません。
そこで今回は、サッチを除去するための道具、レーキを紹介したいと思います。
レーキの種類
レーキには、私の分類ですと3種類にわかれ、
1 竹でできたもの
2 金属でできていて、しならないもの
3 金属でできているが、先端がほそくてしなるもの
の3種類に分類されます。
1 竹のレーキ
金属製のものに比べ、レーキの先端部分の面積が広いため、サッチを掻き出す面積は広いです。
芝の間に溜まったサッチを掻き出すにはそこそこ有効です。
しかし、先端が柔らかいため、芝の根まではレーキが届きません。
そのため、芝の根に引っかかることはないですが、何分柔らかすぎて、サッチを掻き出す力が弱いです。
2 金属でしならないレーキ
コンパクトに収納しやすいタイプのものもあり収納性は優れますが、なにぶん、撓らないため、芝掻きをしていると、芝の根に引っかかりまくり、使いにくいです。
ブチブチと根をカットしてしまい、切れた根が芝からピロっと飛び出してみっともないです。
3 金属製だけども、よくしなるレーキ
金属製なので、適度に硬くてサッチを掻き出す力が強く、芝の地層部分までレーキが届きます。
枯れた根をほじくり出すこともできますし、根こそぎサッチを取り出せます。
尚且つ先端部分が細いため、適度に撓ります。
この適度な撓り具合が重要で、芝の根にまでレーキが届いても、撓るため芝の根を切ることがないのです。
ここがレーキを使う上で一番重要なところです。
サッチ掻きをする度に芝の根を切ってたのではやってられませんからね。
ただし、サッチを掻き出す力は強くとも、
・先端が細い
・先端どうしの間隔が広い
ため、サッチを掻き出す量はそれほど多くはありません。
1回あたりの掻き出す量だけでいえば、竹のレーキのほうが多いかもしれません。
ですので、竹のレーキと金属製の撓るレーキを組み合わせて使うのがいいと思います。
サッチを捨てるゴミ箱
レーキを買ったのなら、ごみ箱も買いましょう。
おすすめはこれです。
ソフトタイプのゴミ箱で、軽量コンパクトなのに自立するのが素晴らしいです。
緑の植物系の柄で、芝生にもよく合い、45ℓと大容量です。
芝掻きをしていると大量のゴミがでるので、なるべく大容量のものがおすすめです。
そして使わないときは折りたためるので、気軽に収納もできます。
値段も1000円前後なので、お手頃といえるでしょう。