weberグリルでの実際の使い方を説明したいと思います。
スモーキージョープレミアムを使った焼き芋の作り方です。
使用する芋
焼き芋で使用する芋ですが、これは何といっても、一番のおすすめは、この安納芋。
甘味がとっても強く、30分ほどで芯まで真っ黄色になります。
価格は3個入りで398円くらいでしょうか。早ければ4月から店頭に並んでいます。
残念ながら安納芋が手に入らなかったときは、この紅はるかはどうでしょう。
甘味は安納芋に劣るといわれますが、1時間ほど熱を加えれば、安納芋並みの甘さになります。
作り方
では、作り方に移りたいと思います。
芋の準備
まずは半分にカットした新聞紙を、芋に巻き付けます。
その後、新聞紙ごと水に濡らしから、アルミホイルで巻いて、芋の準備は完了です。
ここで順番を逆にして、新聞紙を水で濡らしてから芋に巻こうとすると面倒です。
濡れた新聞紙を広げるのは大変ですからね。
気を付けましょう。
また、新聞紙を巻かずとも、アルミホイルだけで十分という人もいますが、芋を焦がさずジューシーに蒸すには、濡れ新聞紙+アルミホイルの二重がいいと思います。
表面を焦がし、水分が飛んでしまっては、おいしい焼き芋にはなりません。
火起こし
火おこし器に半分くらいでしょうか。
肉を焼くときは、炭をグリルの片側によせるスリーゾーンファイアがよいですが、
焼き芋の場合は、炭をまんべんなく敷き詰めればよいです。
このぐらいの量の炭なら、火起こし器を使えば、10~15分で炭の準備は完了すると思います。
芋の投入
スモーキージョーなら、一度に6個は並べれます。
芋を並べたら、網は載せずに蓋をし、安納芋なら30分くらい、他の芋ならば一時間くらい待てば完成です。
↓のように芋の上に炭を載せて上下から熱すると、よりまんべんなく芋を熱することができます。
完成!
時間が来たら完成です。
蓋を開けて、芋を取り出してみましょう。
アルミホイルを剥がすと、なんと芋が濡れています!
30分以上グリルで熱しているのにです。
これはなぜでしょう。
実は、この濡れているものの正体は、芋から溢れてきた糖分なのです!
あふれ出た糖分が新聞紙にまで染み出してきているのです。
嫌が応にも期待が高まりますね。
新聞紙にまで糖分があふれだしてくるくらいですから、芋本体はどれだけ甘いのかと期待が膨らみます。
では、芋をカットします。
安納芋
30分熱した安納芋はこんな感じです。芯までこい茶色に変色しています。
まんべんなく甘熱が通っている証拠ですね。
これだけ味変色していれば、甘味たっぷりです。
紅はるか
紅はるかを1時間熱すると、このようになります。
ちなみに紅はるかですと、蒸し時間が30分程度ですと、芯が残ってしまいます。
一時間は蒸したほうがいいでしょう。
そして、これだけ黄色いと安納芋に負けないほどの旨みとなります。
安納芋とは色の種類は違いますが、同じく芯まで変色しているので、
スプーンを入れると、もうトロットロです。
芋じゃなくて、なにか別のスイーツかと思うくらい。
なぜweberグリルは、これほど芋がおいしく焼けるのか
サツマイモは低温で加熱するほどに甘くなる性質をもちます。
これは、サツマイモにはデンプンと、デンプン分解酵素であるアミラーゼが含まれており、
加熱することで、アミラーゼによってデンプンが糖分に変化するからです。
アミラーゼが活発に作用するのは大体摂氏75度で、熱に弱いため、
あまり高温で熱し過ぎるとすぐに壊れてしまします。
ゴウゴウと炎の巻きあがる焚き火では、高温すぎて、アミラーゼがすぐに壊れてしまいます。
電子レンジでも同様です。
蓋をすることで炭の燃焼を抑え、遠赤外線でじっくり蒸し上げることのできるweberグリルこそが、焼き芋に最適なのです!
新聞紙に染み出るほどの糖分が何よりの証拠でしょう。