絶対におすすめしたいバーベキューコンロ、ウェーバーグリルとは!?蓋をすることでできる本格バーベキューの数々

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ワンランク上のバーベキューを楽しみたい、そんな人のための最強のバーベキューコンロを紹介したいと思います。

一家に一台はバーベキューグリルを持っているという、バーベキューの本場アメリカでは60%ものシェアを占めるという、weberのBBQグリル。

最近は日本でも手ぶらバーベキューなどのスポットでも見かけるようになってきました。

ホウロウ加工による美しいボディと、UFOを連想させるような独特の外観が印象的ですが、何がそこまですごいのか、順を追ってその特徴を説明したいと思います。

WEBER ウェーバー オリジナルケトル 47cm

出典 :A&F  COUNTRY




weberグリルの特徴

頑丈なホウロウボディ

ホウロウのボディは見た目の美しさだけでなく、とても堅牢で頑丈そのもので、 安物のBBQグリルならば、炭の熱によりすぐに変形してしまいますが、このweberのグリルに限ってはそのようなことはありません。

錆びることもなく、何年もその美しさを維持してくれます。

我が家では年に20回以上はBBQを行っており、かれこれ5年以上ウェーバーグリルを使い続けていますが、どこも変形していません。

頑丈そのものです。さすがはホウロウボディです。

蓋をすることで、蒸し焼きにできる

tookapic / Pixabay

ウェーバーグリル一番の特徴はなんと言っても、蓋付きであるということ。

では、この蓋付きのメリットは何かというと、肉を焦がさず蒸し焼きにできることです。

肉食文化の長い欧米では、肉をただ単に焼くだけではなく、スモークやローストなどじっくり時間をかける調理する術を持っているため、このようなバーベキューコンロが生まれたのでしょう。

日本で一般的なバーベキューコンロのように肉を焦がしたり、パサパサにしてしまうということは絶対にありません。
しっとり、ジューシーに焼き上げることができます。

炭が長持ち

通常のBBQコンロならば、焼肉の最中に一度くらいは炭を補充することがありますが、ウェーバーグリルを使いだしてから、BBQの途中で炭を補充したことは一度もありません。

ではなぜか。

蓋をして空気の流入を抑えると、当然のことながら炭への酸素の供給量も減ります。

つまり、炭の燃焼速度を抑えることで、炭の寿命を延ばすことにもつながっているのです。

具体的に見てみましょう。

熾した炭を投入した直後

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このように炭は真っ赤です。

よく空気を吸って、勢いよく燃焼しています。

炭を投入した後、蓋をしてしてしばらく経過後

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このように真っ黒です。鎮火してしまってるわけではありません。

酸素の供給量が減ってしまったため、勢いよく赤々と燃焼できないだけです。

ガスグリルならば、燃料はガスのみなので、つまみをひねってガスの供給量を調節することで火力の調整ができます。

対して、チャコールグリルは「木炭+酸素」の化学反応が熱源であるため、木炭の量は変えなくても、燃料源のひとつである酸素の供給量を調節することで、ある程度の火力の調節ができます

蓋付きグリルならば、

蓋を外して、下部の空気穴を全開にした状態が火力MAX
蓋をして、上下の空気穴を絞った状態が火力MIN

といったところでしょうか。

また、グリル内での炭の配置を工夫することで、更に火力の調節をすることは可能で、

炭をグリル内の片側に固めて配置するスリーゾーンファイヤをいう炭の配置が基本形で、

このスリーゾーンファイヤだと、

炭の真上が、強火で一気に肉を焼き上げる強火ゾーン
反対側の炭のないエリアは、肉を保温しておく、弱火ゾーン
その中間が、肉を蒸し焼く中火ゾーン

となります。

もちろんこれは、どのようなバーベキューコンロにも適用できます。

上下の空気穴を閉じてしまえば、木炭への酸素の供給が絶たれ、木炭は化学反応を続けることができなくなり、完全に消火されます。

炭の火消しができる

Skitterphoto / Pixabay

個人的には、このメリットはすごく大きいと思います。
庭などでBBQをする際に、炭の消火は非常に気を遣うところではないでしょうか。

火消し壺なる道具も存在し、私も使ったことがありますが、
炭がチンチンの状態で壺に入れたところ、熱で変形し、二度と蓋が開かなくなってしましました(笑)

このweberグリルならば、そのような道具は必要ありません。
BBQが終わったらサッと蓋をして、上下二か所の空気穴をふさぐだけ。

このように消火された炭は、水に濡れているわけでもなく、よく乾燥しているので、次回に使いまわすことができます。

謂わば、秘伝のたれのごとく、継ぎ足し継ぎ足しして炭を使っていけるのです。

このように、炭を捨てずに再利用できるため、炭代の節約にもなり、とってもエコなのです。

空気穴

【上側】蓋の空気穴

出典 :I.S.MART

【下側】本体下の灰落とし穴 兼 空気穴

出典 :I.S.MART

こうして上下の空気孔を塞いでしまえば、グリルの中は真空状態となり、あっという間に 炭は消火されてしまいます。

weberグリルはお掃除いらず!?

組み立ていらずのウェーバーグリルは、他のバーベキューグリルのように使い終わったらバラす必要もないので、当然ながら、毎回バーベキューが終わるたびにグリルの中の炭や灰を捨てる必要がありません。

ここが非常に重要なところでして、

もし、この灰を小まめに捨てるようなことはせず、グリルの底にある程度貯めておけば、焼いた肉から垂れる油も灰に吸収されるので、灰がクッションとなり、グリル本体が汚れにくくなるという隠れたメリットがあります(笑)

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これはさすがに溜め込み過ぎですが…

しかし、そのメリットのおかげで、私はグリル本体は年に数回程度しか洗ってません。

本場のアメリカ人も絶対そうしていると思います。

それでいいかは人それぞれですが…

グリルの網が使いにくい!?

moerschy / Pixabay

weberのグリル全般にいえることなのですが、網の格子の間隔が広いので、小さいカット肉などでは、スルッと網のしたに肉が落ちてしまいます。
これは何故かというと、アメリカでのBBQでは肉は固まりのブロック肉を豪快に焼くのがふつうで、日本のように小さなカット肉を焼く習慣がないからのようです。
ですので、weberのグリルでBBQする際には、百均などで網を買ってきて、使うといいと思います。

肉の焼き方

では、ウェーバーグリルでの基本的な肉の焼き方の説明を。

火熾し

まずは、火熾しからですが、ウェーバーグリルを使っての火熾しの仕方については、この記事に詳しく説明しているので、こちらを参照してください。

http://osyarelife.com/firestarter/

炭の配置は前述したスリーゾーンファイヤに配置します。

焼くお肉

これはもう、せっかくweberのBBQグリルを使うのですから、ここは本場アメリカのように固まり肉を買ってきて、豪快に焼いちゃいましょう。

赤身肉でもジューシーでおいしく焼けます。

今回使用するのはこれ。

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切れ目が入っていますが、これは単に食べやすくするための切り込みが入った肉を買ってきたからです。

カット肉ではありません。

これで300グラムほどです。

もし、近所にコストコがあるなら、コストコの塊肉を強烈におすすめします。

あれを見たことのある人は、あんなおっきなものどうするの?と思う人は多いと思いますが、あれこそアメリカンなBBQで使用するための肉なのです。

あのような塊肉を豪快に焼いてみたいですね。

肉の両面に塩コショウを振ります。

小さいお子さんがいる家庭ですと、子供がコショウを嫌がることが多いですので、その場合は塩のみを振るか、このようなステーキスパイスを使用するといいと思います。

中身にはもちろんコショウは入っていますが、子供が気にならないレベルです。
肉もおいしく焼けるし、おすすめです。

肉を焼く

ではいよいよ、ウェーバーグリルで肉を焼きます。

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炭のスリーゾーンファイヤのうち、炭の真上の強火ゾーンで、肉の表面を焼き固めます。

あまり薄い肉だと、この段階で焼きあがっちゃいますから、肉の厚みはある程度あったほうがいいです。

表面がある程度焼けたら、中火ゾーンに移し、蓋をします。

出来上がり

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蓋をしてほんの数分で焼き上がります。

写真だとレアの焼き上がりですね。お好みでもう少し焼いてもいいと思います。

なお、肉を焼き上げた直後にカットしてしまうと、肉汁がこぼれてしまい、もったいないです。

焼き上げた直後の肉汁は、肉の中心に固まっているのですが、その後徐々に中心から周りに広がっていきます。

肉の隅々にまで肉汁がいきわたるのに、大体10分ほどかかるそうです。

アルミホイルで10分ほど保温してからカットするといいでしょう。

そして、実際に食べてみた感想としては、肉にパサつきは一切なく、とてもジューシーでおいしいです。

子供にも大人気です。

塊肉以外も焼ける

100均の網を敷けば、固まり肉ではない、スーパーで普通に売られている味付け肉も焼くことができます。

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これらの薄いお肉も、蓋つきであるウェーバーグリルでなら、絶対に焦げることなく焼き上げれます。

普段のBBQがワンランク上のグルメな焼肉パーティーに変身すること請け合いです。

ウェーバーグリルでのレシピ

別記事に、その他のウェーバーグリルでのレシピをまとめましたので、参考にどうぞ。

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ラインナップ

オリジナルケトルシリーズ

灰受け皿がむき出しのタイプです。

47cmサイズ

57cmサイズ

灰受け皿にカバーがついているタイプです。
カバーがないと、どうしても使用中に灰が舞ってしまうので、自宅のウッドデッキが汚れるのがいやな人 等にはおすすめします。
ただし、お値段もグッと上がります。

47cmサイズ

57cmサイズ

それぞれけっこうなお値段がします。 プレミアムタイプだと3、4万もしますね。
一番値段の安いオリジナルケトルの47cmでしたら一万円台で買えそうです。

一万円以下でウェーバーグリルを購入するには!?

この記事で詳しく説明しているウェーバーのポータブルタイプでしたら、一万円以下からラインナップがあります。

持ち運びもできて、組み立ていらずの優れものです。

よかったら合わせてごらんください。

http://osyarelife.com/post-6/

ウェーバーユーザーにお勧めの本

weberグリルを使ったBBQレシピを勉強したい方はこちらもいかがでしょう。

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